狼クン達のオリの中【完】

「え・・?
じゃあ、西園寺くん・・・まさか・・・。
だから、テニス・・・・一緒に組もうって言ったの?」




「そう。
あいつをつぶすために、あんたに近づいたんだよ」




瞳を光らせ、西園寺くんがこぶしを床に叩きつける。






「ボクからいつも1番を奪う、あいつから。
あいつから、大切なものを奪いたくて。
鈴奈から、お気に入りだって聞いた、あんたからまず、つぶすことにしたんだよ」




「つぶすって・・・」



「彼女にするつもりだったけど、あんた案外手ごわかったからね。
方向転換。
例えば、画鋲その他のいじめ・・・とか?
貼り紙・・・とか?」




西園寺くんが冷たく微笑む。