狼クン達のオリの中【完】

「え?
綾瀬涼・・・って。
ケンカ・・・・できるの?」




疑問に思ったあたしに。





「当たり前でしょ?
金持ちの息子って、いろんな奴らから狙われるのよ。
強くなかったら、生き残れないでしょ?」




鈴奈は、自分のことのように、自慢する。





「だから、あたしと組まない?
って誘ったのよ。
あたしは、あんたをつぶしたい。
こいつは、涼くんをつぶしたい。
涼くんから、あんたを取っちゃえば?って言ったのは、あたし。
だって涼くん、あんたのこと、お気に入りって言ってたし?」





そう言われて、鈴奈と初めて会った食堂を思い出す。





確かに、綾瀬涼・・・言ってた。



『気に入ったから』



『でも、この事は、お姉ちゃんには内緒だよ?
薫に恋してる・・かわいい鈴奈ちゃん?』