狼クン達のオリの中【完】

「あんた一人くらい、すぐ落とせると思ってたけど。
やっぱりあいつは手ごわいな?」




忌々しそうに呟き、あたしの上、馬乗りになる。





「昔からあいつには、ムカついてたんだよな」




そう言って、あたしのネクタイに手をかける。




「え?
な・・・何するの?
や・・・やめてよ!!」




「別に。
勘違いしないでほしいんだけど。
あんたに興味があるとかじゃないから」



「は?」



「ただ、あいつにムカついてるだけ。
あいつのお気に入りの子に乱暴したって知ったら、あいつどうするかな?」




西園寺くんは、氷の微笑みを浮かべて静かに笑った。