狼クン達のオリの中【完】

「由梨。
さすが綾瀬くんだね?
今のは・・・。
男のボクでも、グラっときたよ」



西園寺くんが、あたしの隣にきて。


軽く笑いながら、フっとため息を漏らす。



「かっこよすぎ。
とてもボクには、真似できないな」




茶色の大きな瞳が、儚く揺れる。



「いいね・・・。
綾瀬くんって・・・」



ポツンと呟く西園寺くんの言葉に、ちょっと鳥肌が立つ。




ま・・・まさか?




西園寺くんは潤んだ瞳を綾瀬涼に向け、ほぅ・・・・っと深いため息をついた。