狼クン達のオリの中【完】

「涼兄?
それ間違ってる。
渡さないじゃなくて。
ボクのものだから」





「じゃあ、盗ってやるよ」






「へぇ・・・。
そんなこと、育ちのいい涼兄に出来るの?」



「薫・・・」




「そーゆーの得意なの、ボクの方だと思うけど?」





薫は小悪魔な表情の中に、自嘲気味な表情を滲ませる。





「だって、親の遺伝だもんね?」




え?


薫?