狼クン達のオリの中【完】

お昼休み。


とぼとぼ歩いていると、薫を見つけた。


女の子と一緒に歩いている。


胸がドキドキして。



悪いってわかっていながら、あたしは後をつけた。




こっそり木の陰から、ベンチに座る二人を見つめて、耳をそばだてる。




「あ・・・の・・・。
す・・・好きなんです・・・」



かわいい女の子が薫に告白した。



薫は俯いて、何か考えている様子。



この前はすぐ断ったのに。


その子が好きなの?



心臓がバクバクする。



あたしが手に汗を握り見つめる中。



薫は言った。



「ちょっと・・・考えさせて」