狼クン達のオリの中【完】

「ち・・・ちょっと。
薫!!
テニスの練習にまでついてこないでよっ!!」



最近では、薫と一緒に行動することが多くて。


もちろん、練習にもついてくる。



「薫が一緒だと、恋もできないでしょ!!」


西園寺家からの帰り道。


ぼやくあたしに。


「またまた。
お姉ちゃん、ボクと一緒にいて、楽しいくせに~」


薫があたしを突付く。



「くっ・・・」



確かに。



楽しい・・・けどさ。



おかげで、近頃綾瀬涼ともしゃべってない。



「でも、あたしが好きなのは、綾瀬涼だからっ!!」



ビシッと決めて、帰り道を急ぐ。