狼クン達のオリの中【完】

あせるあたしの願いが通じたのか、女の子の声が薫を引きとめた。



「あの・・・。
か・・・薫くんが好きなんです。
あ・・・・あたしと・・・つきあって・・・もらえませんか?」




げ!

告白?


あたし、こんなののぞいちゃダメじゃん・・・。



こっそり元来た道を引き返す。



「ごめんね?
ボク、好きな子いるんだよね?」


薫の申し訳なさそうな声が聞こえる。