狼クン達のオリの中【完】

「あいつらはね?
でも。
君には、涼さまって呼ばせたいな」


「へ?」


「って言うより・・・呼んでほしいな。
家ではもちろん、学校でも。
お返事は?
由梨ちゃん」




切れ長の綺麗な目に見つめられ。


初めて名前を呼ばれて。


顔からボワっと火を噴いて。


あたしは、ついつい言ってしまった。



「はい、涼さま・・」


「よくできました♪」


大きな手で頭を撫でられ。


にこにこしながら、我にかえる。



「え―――――?
家でも、学校でも?」


「そう。
単純な由梨ちゃん?」