狼クン達のオリの中【完】

「楽しそうじゃん・・・」




そこに立っていたのは、無表情の綾瀬涼・・・だった。






何で?


綾瀬涼?





「君・・・。
薫といる時、そんな顔するんだ」



綾瀬涼の表情からも、声色からも。


何も読み取れない。


何が言いたいの?





「君さ・・・。
昨日オレに嘘ついた?」


「え?」



昨日?

嘘?


皆目、見当がつかない。


「まあ、いいけど。
ずっと薫とじゃれてれば?」



綾瀬涼は無表情のままそう言い、ドアを閉めた。