狼クン達のオリの中【完】

薫は渡り廊下を渡って、歩き続けた。



「ね・・・どこ行くの?」



理科室。


図書室。


視聴覚室。



いろいろな部屋をの前を通り、やっと薫が立ち止まる。



「今日はね、ここで食べようと思って」



家庭科室のドアを開けた。



「ほら、お姉ちゃん。
どうぞ?」



気取って、椅子を引いてくれる。



「シェフにお弁当作ってもらったんだよね~♪」


薫は、ウキウキしながらお弁当を開く。


「ま・あいにく雨だから芝生の上でってわけにはいかないけど。
あれ?
食べないの?」




薫があたしの顔をのぞきこむ。