狼クン達のオリの中【完】

いつも通りに見える綾瀬涼の表情には、ほんのわずか、軽蔑の色が浮かんでいた。





あ・・・。

薫とのこと誤解されてる・・・。






「今日だって、こんな時間まで何してたの?」



「え・・。
テニスの練習だよ?」



「それも、どうかな?
西園寺と薫と・・・・二股?」



「は?
何言ってるの?」



「まぁ・・・どうでもいいけど・・・」



綾瀬涼はフンと鼻を鳴らし、投げやりに言って踵を返す。