狼クン達のオリの中【完】

昼休みのチャイムが鳴ると。


蘭ちゃんが、あたしを振り返った。


「何?」


あたしは、睨みながら、身構える。


そんなあたしに。


「さっきは、無視してごめんね?
話があるの・・・」


蘭ちゃんは、キョロキョロしながら小声で言って、うつむいた。


「え?
話?」


裏切っといて、何話すことがあるの?


顔をしかめたあたしに、蘭ちゃんは急いで言った。


「さっきは、藤本さん達に脅されてて。
あんなことしたくなかったけど。
仕方なくて・・・」



え?



蘭ちゃん・・・あたしを裏切ったわけじゃないの?