がっかりして視線を彷徨わせたあたし。


蘭ちゃんと目が合う。



「あ・・蘭ちゃん♪
おはよう♪♪♪」


手を振るあたしから、スッと視線をはずす蘭ちゃん。




あれ?


聞こえなかった・・・かな?



首をかしげながら、蘭ちゃんの所に行く。




「おはよっ♪」



笑顔のあたしから。



蘭ちゃんは、目を背けた。



そして。




小走りで向かった先は。――…





藤本さん達の所・・・・だった。