狼クン達のオリの中【完】

薫は、あたしの両腕を左手でつかみ、ポケットから携帯を取り出した。


「涼兄・・・元気になったかな?」


そう言いながら、携帯をあたし達にかざす。




「ち・・・ちょっと・・・」



薫の手から携帯を取り上げようとして、逆にきつく抱きしめられる。



「薫?
これは、一体何の真似だ?」




ベットに起き上がる綾瀬涼の姿が映し出され。


低い、機嫌の悪い声が響く。