狼クン達のオリの中【完】

「え?
今度は・・・って?」



薫の言動が、ますますわからない。



そんなあたしをクスっと笑って、薫が言う。







「お姉ちゃんを・・・。
涼兄には渡さないって言ったら・・・どうする?」



「へ?」





薫は無邪気さの中に、男を滲ませ。



赤いぽってりした唇を歪ませる。








瞬間。




綾瀬涼とは違った、すっきりした匂いが鼻をかすめた。