狼クン達のオリの中【完】

「うん。
ありがと・・・」



蘭ちゃんの気持ちが嬉しくて、目頭が熱くなる。



ハンカチを取り出そうとして、ポケットに手を入れた。


制服のポケットの中で、さっきの紙が微かな音をたてた。





あ・・・。




さっきのショックがよみがえり、あたしはポケットから手を出し、涙をこらえた。





ほんのちょっと前までは友達だったのに。




まさか、藤本さん達以外の友達にまで、そんな反応されるとは思ってなかった。



女の子の嫉妬ってこわいな。



はぁぁぁ・・・。



ため息が口をついて出た。