狼クン達のオリの中【完】

「副委員になったからって、いい気になんないでよね?」



藤本さん達の絡みは止まらない。


綾瀬涼に相手にされなくても、べたべたしていた藤本さん達にとって、蘭ちゃんは相当ムカつく存在だったはず。




「綾瀬くんは、みんなの綾瀬くんじゃん?
なのに、委員の仕事にかこつけて、しゃべっちゃってさ」



いつの間にか、クラスの女子に取り囲まれる。



「気にいらないんだよねー」


背の高い藤本さんは、腕組みしながら、小さい蘭ちゃんを見下ろす。



蘭ちゃんは、下を向いて黙ったまま。