狼クン達のオリの中【完】

あたしには、チャンス・・・ないのかな。


ちょっぴり期待した分、心が落ちる。


あたしは、どうしたら、綾瀬涼にふさわしい女の子になれるんだろう。




あたしも、好きって言われたいな・・・。



落ち込むあたしの気持ちをよそに。



「今の話。
内緒ね?」



綾瀬涼は、唇にひとさし指を当てて、照れくさそうに笑う。



そして。


「じゃー何か持ってくるから・・・」


大きい歩幅で部屋を横切り、綾瀬涼は部屋から出て行った。