狼クン達のオリの中【完】

頭がパニックになる。


綾瀬涼の優しい瞳には、慣れてない。



意地悪されたら言い返せるのに、そんな優しい瞳・・・ずるいよ。


耐え切れず俯くあたしに、綾瀬涼の言葉が落ちてくる。









「いるよ」



え?



顔を上げたあたしに、綾瀬涼の凛としたまなざしが突き刺さる。



「本気で好きな子・・・いるよ。
完璧・・・。
オレの片思いだけどね?」



そして、あたしから目を逸らし、切なそうに、フっと笑う。