狼クン達のオリの中【完】




「何か・・・食べられそう?」


昨日プールで助けてくれてから、綾瀬涼はずっと優しい。


「何か持ってきてやるから、ちょっと待ってて」


綾瀬涼は、あたしを離し、ベットからするりと下りた。


そして、朝日を遮っていたカーテンを少し開ける。


「いい天気」


そう言ってあたしを振り返った綾瀬涼の顔は、朝日を浴びてキラキラしていた。



綾瀬涼でも、こんな表情・・・するんだ・・・。


あたしはちょっとびっくりして、そして見惚れた。




優しくて


おっとりして


柔和で


育ちのよさを感じさせる――…




“極上の天使の笑顔”