狼クン達のオリの中【完】

「あれ?
まだ熱下がらない?
ロレツがまわってないけど?」


綾瀬涼は、何を勘違いしたのか、あたしのおでこにおでこをつける。


「あれ?
平熱・・・だけど?」


眉根を寄せて、心配そうにあたしを見つめる。




「え?
あ・・・・大丈夫・・」

やっとの事で、声を絞り出す。




だって!!!!!!


ひゃぁぁぁあ・・・。

近いよ!!

綾瀬涼・・・密着しすぎです!!




あたしの首の下からまわした右手で、あたしの頭を軽く撫で――…


あたしの背中にあった綾瀬涼の左手は、あたしの腰に移動し、そっとあたしを引き寄せる。