狼クン達のオリの中【完】

綾瀬涼は、無言のあたしの手を撫で。


「水・・・飲む?」


心配そうに眉根を寄せる。




そして。


「うん」


うなずいたあたしを優しく見つめ、ペットボトルの蓋をあける。



そして、起きようとするあたしを制し。



「そのままでいいから・・・。
ちょっと口・・・開けて・・・」



綾瀬涼自ら、水を口に含む。



え・・?





暗がりの中。


綾瀬涼の唇があたしに触れ、冷たい水が口に流れ込む。