狼クン達のオリの中【完】

綾瀬涼に抱き上げられ、部屋まで運ばれ、着替えてベットにもぐりこむ。


「頭出せ」


綾瀬涼は、ベットに腰を下ろし、あたしの髪をドライヤーで乾かす。



乾かし終わると、体温計を脇にはさみ、あたしの頭を撫でてくれる。



「ゆっくり休め。
体力をかなり消耗してるはずだし、熱も上がってきてる」



「なんで・・・今日は優しいの?
なんで・・・助けに来てくれたの?
なんでわかったの?
なんで・・・」



綾瀬涼を質問攻めにするあたしの口を片手で覆い、片手であたしのまぶたを閉じる。



「とりあえず、休め。
いい子だから・・・。
オレの言うこと聞いて?」



綾瀬涼の声はなんだか震えていて、あたしは目をあけることが出来なかった。