狼クン達のオリの中【完】

そんなあたしの手首をつかみ、綾瀬涼が綺麗なため息をついた。


「それだけ元気なら大丈夫・・・だな」


「え?」




綾瀬涼の表情には、いつもの意地悪さも、傲慢さもなく。


「心配・・・したに決まってるだろ?」


初めて見る優しい表情に。












涙が落ちた。