狼クン達のオリの中【完】

心臓の音が、ものすごく早い。


さっきまで寒かった体が、火を噴いたように熱い。





綾瀬涼の手の感触が胸から消えず。



あたしはクラクラ目眩を感じた。




身を起こした綾瀬涼は、あたしの腕をつかんであたしの体も起こしてくれた。



でも。


まともに顔なんて、見られない。


恥ずかしくって、お礼どころじゃないし。



俯くあたしを綾瀬涼がふぁっと抱きしめる。



「心配しなくても大丈夫。
十分・・・魅力的だったよ?」


って!!
ちょっとー!!!



「バ・・・・バカー!!
エロ・・・。
どさくさにまぎれて、何触ってんのよー!!」


綾瀬涼を突き飛ばし、ポカポカ叩く。