狼クン達のオリの中【完】

転がされたあたしの上、両肘をついてあたしを囲う。


「君・・・さ?
経験したこと・・・ある?」


「へ?」



経験って。
経験って?
まさか?



「その顔じゃあ・・まだみたいだね?
面白い。
オレがじっくり教えてあげるよ」


「ぇ・・・」



冷たくニヤッと笑って、あたしに顔を近づける。


「まずは、キスから・・・」


「ひ・・・・・ひゃっ・・・・」




まぬけな声を出して、目を閉じ、身を固くした瞬間。


上から降ってくる押し殺した笑い声。