狼クン達のオリの中【完】

く・・・くやしい!!


「あんたの嫌いなものは、何なのよ?」


絶対復讐してやるんだから!!


鼻息荒く聞いたあたしに、綾瀬涼はメロンを食べながら、さらっとかわす。



「好きなものなら教えてあげるけど?」



きらめく瞳に、甘い光を浮かべ、綺麗な顔を傾ける。


「聞きたい?」


極上の笑顔に、心臓が跳ね上がる。


綾瀬涼は、あたしの耳元に口を近づけ、息を吹きかけ、そして言った。





「君」







君・・・って!


真っ赤になったあたしに、降ってくる意地悪な声。



「…って言ったら、嬉しい?」



って!!!


からかうのも、いい加減にしろー!!!