狼クン達のオリの中【完】

優が食堂から出て行くのを目で追い、綾瀬涼が視線をあたしに戻す。


「オレが帰ってくるのを待ってて、当然だろ?」


有無を言わせない強い眼力。


圧倒されるほどのオレ様っぷり。



学校とは、明らかに違う態度。


でも、綾瀬涼のオレ様っぷりが、なんだか嬉しい。


かまってもらえた嬉しさでちょっと赤くなったあたしを見て、綾瀬涼は言った。



「お仕置きしないとな・・・」



長い指を顎にあて、ニヤッと笑い、次の瞬間。


見たこともない優しい笑顔を、あたしに向ける。