狼クン達のオリの中【完】

ムカついて、大声をだしてやる。


「かわいい・かわいい、小悪魔の薫くん!!
お姉さん、ちょっとお話があるんだけど、よろしいかしら?」



腰に手をあてて、仁王立ちするあたしに、薫は振り返りニヤッと笑う。



「お姉ちゃん、結構気が強いね?
で?
話って何?」



あたしは、薫の腕を引っ張り、陰でこそこそ頼む。



「ちょっとお金貸してよ。
お昼ごはん食べられなくって・・・」


「はぁ?
金かせ?
やだ。
そんなの涼兄に頼めばいいじゃん」


「頼めないから、あんたに頼んでんじゃん!!
貸してよ!!」


「嫌!」


そう言うと、薫は人差し指で目を下に引っ張り、舌を出した。


「あっかんべー!!」


「く・・・ムカツク!!!!
このくそガキ!!」