狼クン達のオリの中【完】

「じゃー、今日の帰りから。
はい・・・」


西園寺くんが小指を立てる。


「ん?」


「ほら、小泉さんも・・・小指だして」


「へ・・・ひゃっ・・・」


西園寺くんはあたしの小指に小指を絡ませて言った。


「優勝にむけて、がんばろうね?
約束!!」


「ゆ・・・優勝?」


「そ。
それから・・・名前。
小泉さんじゃなくて、由梨ちゃん・・・って呼んでもいいかな?」


「え?
何で?」


「何でって・・・。
ほら。
ボク達、テニスのダブルス組むわけだし。
仲良くないと、チームワークがね?」


「へー・・・そんなもんなの?」


「まーね。
そんなもん。
そんなもん」


西園寺くんは、明るく笑った。