狼クン達のオリの中【完】

「では次に、バレーボール・・・」

綾瀬涼が、何事もなかったかのように続ける。


手をあげる人の群れ。


あ・・・・あたしも混じりたかったー!!!


これもみんな隣の西園寺くんのせいじゃん!!


あたしが睨むと、西園寺くんはニコッと笑って言った。


「しょうがないじゃん?
小泉さんとテニスしたかったし」


「はぁ?」


わけわかんない!!


「うーん。
言わなきゃわかんないかな?」


「何?」


「だから。
小泉さん・・・・・・・」


西園寺くんは、明るく何かを言い放った。


「え?」


でも、バレーボールの出場者をめぐって、クラス中バトルでうるさい。


あたしにはよく聞こえなかった。