紺色のマフラーを巻いて、 あなたはそこにいた。 それからだ。 私の人生が大きく脈打ち出したのは。 あなたは私に色をくれる。 私の世界に色を塗る。 動き出す。 鮮やかでカラフルな私の世界。 その背景には夢が見えた。 あなたは私に初めてをたくさんくれた。 誰かをこんな風に好きと思ったことも、 それを声に出せない気持ちも、 嫌われたくないっていう思いも、 みんな初めて。 そして、 私はあなたに 「好き」 と言った。 きっとそれは、 私の一生に一度で… 最初で最後の勇気。