君は天使-短編集-



諦めかけてた時だった。


貴女が現れた。


僕を檻から連れ出して、そっと抱きしめた。


その時から、僕の中で何かが動いた。


白黒の世界が脈打つ。


まだ幼い貴女の手。


その心地いい笑い声。


全てが身体に染み込む。






僕は貴女に恋をした。






そして決めた。






貴女を一生護ります。