されている事はまるで、小さい子を誉めている様な行動でも
彼にかかれば、あたしの涙腺は簡単に決壊してしまう訳で。
「強くなんか…ッ…ない……」
ぼろぼろと、乾いた土にしょっぱい滴が、染み込む 沁み込む。
…強くなんかない。
あたしは、キミの為だけに強くなれる。ただ、それだけだよ。
自分の事なら幾らだって我慢してしまうけど
キミには笑ってて欲しいんだ…………。
どんなやり方が正しいのかなんて分からない。
それでもこうして足掻くのは、それだけあたしが彼を必要として、側に居て欲しい人だからだと思う。
だから、ね。
「あたしは…杉澤君とずっと一緒に居たい。
好きなの。どうしようもない位、キミを大切に思ってる」
言葉にしよう。
人目なんて気にしない。振られたって構わない。
好きの感情が無くなったって
きっとあたし達は、
ずっと一緒に居れる、大切な仲間になれると思うから。


