メカケノコ…?



ヒキトッタ……?





この人は、何を勘違いしているんだろう…?



それって、あたしと兄の事…だよね?



意味が 分からない。





「ちょっと…。誰か聞いてたらどうするのよ」



「いーじゃない!だってさっきみんな出て行ったんでしょ?」



ねぇ、ここに居るよ。



「それはそうだけど…」



ねぇ……居るんだってば。





「兄妹でも片方は四分の一も血が繋がってないのに



よく今まで同じ様に扱ってこれたなーって。尊敬するよ」





聞きたくない…!!




耳を塞ぎながら家を飛び出した。



優さん達があたしの存在に気付いたかどうかなんて、どうでもよかった。




どういう事なのか、本当の事なのか。




それだけが頭を支配していた。