ナツを見ていて私の不安は取れて、私は吸い込まれるように海へ飛び込んだ。
初めて入った海は、小中学生時代に授業で入ったプールより冷たくて、力を抜き過ぎたら波に流されそう。
そんな私の体を、海の中からナツのごつごつの掌が支えてくれる。
その事実だけで、私は安心出来る。どんどん、余分な力が抜け落ちる。
出会ってまだほんの少ししか経ってないのに、ナツは私の中でどんどん大きくなっていく。
この夏が終わった時、私はナツと笑顔でバイバイ出来るのかな……?
せっかくナツが不安を取り除いてくれたのに、また違う不安が今度は支配する。
沖縄なんてって思ってたくせに私、今度は帰りたくないって思ってるんだ。
初めて入った海は、小中学生時代に授業で入ったプールより冷たくて、力を抜き過ぎたら波に流されそう。
そんな私の体を、海の中からナツのごつごつの掌が支えてくれる。
その事実だけで、私は安心出来る。どんどん、余分な力が抜け落ちる。
出会ってまだほんの少ししか経ってないのに、ナツは私の中でどんどん大きくなっていく。
この夏が終わった時、私はナツと笑顔でバイバイ出来るのかな……?
せっかくナツが不安を取り除いてくれたのに、また違う不安が今度は支配する。
沖縄なんてって思ってたくせに私、今度は帰りたくないって思ってるんだ。



