「なーにー冬花。そんなにじっと見られるとやりにくい」
「んー、でも、暇なんだもん。見ててもいいじゃん」
ずっと背中を眺めていた私に困った顔で笑うナツ。その困り顔すら、忘れたくない。
ナツはいつか作ってくれたあのにんじんしりしりーをお箸で摘むと、それをそのまま私の口へ運ぶ。
「ど?うまい?今回は少しだけ島唐辛子を足してみた。辛いのへーき?」
「ん。んまい。辛みが絶妙」
まるで新婚みたいな恥ずかしいやり取りだけど、なんだか幸せ。
まるで日だまりみたいな時間。
ホントはずっと続けばいいのにって思えるような日常のやり取りなのに、それは、願えないし願わない。
だって、私とナツはひと夏限定の恋人なんだから。
「んー、でも、暇なんだもん。見ててもいいじゃん」
ずっと背中を眺めていた私に困った顔で笑うナツ。その困り顔すら、忘れたくない。
ナツはいつか作ってくれたあのにんじんしりしりーをお箸で摘むと、それをそのまま私の口へ運ぶ。
「ど?うまい?今回は少しだけ島唐辛子を足してみた。辛いのへーき?」
「ん。んまい。辛みが絶妙」
まるで新婚みたいな恥ずかしいやり取りだけど、なんだか幸せ。
まるで日だまりみたいな時間。
ホントはずっと続けばいいのにって思えるような日常のやり取りなのに、それは、願えないし願わない。
だって、私とナツはひと夏限定の恋人なんだから。



