「ねーねーフユちゃん。ちょっとコンビニ行くの付き合ってくれないっスかね?」


部屋でゆったりした時間を楽しんでいた私だが、突然の訪問者により体を起こす。


「だからさぁ、ノックまではいいけど私の返事を待ってからドア開けてよ。だいたい、コンビニくらい一人で行けば?カズ、女の子じゃないんだから」


「嫌っス!おばけ怖いんスもん」


そう言ってヘラヘラっと笑うカズは、勝手に私の部屋へ入り私を引っ張る。


「おばけって…そんなキャラじゃないと思うんだけど。ってかおばけよりカズの方が夜は怖いかもよ。青白いし」


「いーから!もー、さっきから俺のこと酷く言い過ぎなんじゃね?」


半ば強引に連れ出された私は、カズの後を追い下に降りた。