そんな風に悲しい瞳をして言うから。 傷つくのはお姉ちゃんのはずなのに。 どうして、 私が悲しいの? 「おやすみ。」 何も言わない私を見て、お姉ちゃんは部屋に戻っていく。 謝れなかった。 お姉ちゃんも、私を責めなかった。 もし、心がクッキーならば真っ二つに割れたみたい。 まだ、クッキーの方が良い。 分けられるから。