からん、とグラスに入った氷が動く。 話題も無くなり、持て余すように回転椅子をくるくると回す。 「ガキ。」 「林檎ジュース飲んでる小娘に言われたくないね。」 「しょうがないじゃない。ミルクティー無いって言うんだもの。」 ミルクティーにだって凄い甘いクセに。 鼻で笑ってやると、足を蹴られた。