「…俺は、幸島さんが好きだから。」






――――俺への宣戦布告。






…なるほどね。





「よく言った!俺が全力でサポートするからなっ!」





隣にいた男が、柳田の背中を叩く音がする。







――――絶対、負けられない。







と思う反面、不安もあった。






…悠斗も薫を好きだろ?






あいつら二人をライバルにして俺は勝てんのかな?







「…」






でも、最終的に決めるのは薫自信なんだ。


薫が一緒にいたいと思う人と幸せになってほしい。





また、薫が俺を選んでくれたら俺は薫を幸せに…―――






「…できるのかな?」