悠太君はメンバーに抱きつかれ、喜びを分かち合っていた。 「よかったね。悠太君、優勝できて…。」 「うん!」 ――――…薫ちゃんの笑顔は満開だった。 だけど、なんだか腑に落ちない。 確かに俺に向けた笑顔だろうけど、…果たして俺のために笑ったのだろうか。 俺は、手すりに置かれた自分の手を締め付けるように握った。