「今日、テスト最終日なのかな」 少し不安に思いながらもそう呟く。 「そうかもしれませんね。テストが終わられた日は中川さんと外食されることが多いですしね」 裕太の親友の中川君の名前を出しながら、梨華さんは納得した様に言った。 あたしも「そうだね」と言いながら、きっとそうだと思おうとする。 一抹の不安が胸を過ったことには、気付かないようにしていた。