大仕事を終えた私は修ちゃんと一緒に式場を後にした。
後は式の1週間前から式場近くの提携エステサロンにブライダルエステに通うのみで式場へは挙式当日に向かうだけ。
披露宴は修ちゃんの本社勤務が落ち着いてから改めてするので準備はない。
新婚旅行も長期休暇を取るためには落ち着いてからということでまだ具体的な話もなし。
新居は修ちゃんが会社と話しながら物件を探しているようで、私の出番はまだない。
「修ちゃんにほとんどお願いしてるね、私」
助手席に座った私はごめんねと謝った。
「準備って言っても式場のことだけだしまだ楽だよ。
披露宴と新婚旅行は真央に頑張ってもらおうと思ってるしな」

