おばさんの突然の言葉を修ちゃんがあわてて遮ろうととするけど


アルコールの入った口は止まらなかった。



「あら、だって4月から本社でしょ。

あんまり日にちがないから結婚式だって早めないといけないし」



ねっ真央さんと同意を求められたけど、私はただ唖然とするしかなかった。



「母さん、真央には食事の後で話しをしようと思ってたから

まだ何にも知らないんだ。頼むから黙って」



いつも穏やかに話す修ちゃんの少し焦った口調に


おばさんの話が冗談じゃないと分かる。



「真央さん驚いてるじゃないか。お前はもう少し黙っていなさい。

ほら真央さん食べようね」