上司を窺いながら飲む必要がない二次会は、必然的に参加人数を増やす。 数えると20人を超えていた。 時間はすでに21時。 これから移動して飲み始めても、へたすると今日中に帰宅できない。 既婚者や家の遠い社員は、残念そうにしながら残っているアルコールを一生懸命、摂取している。 時間を気にしなくていい社員は勢いよく手を上げる。 今から、これだけの人数が入れるお店あるかなぁ? 私も携帯を片手に社長の後へ続き、部屋の外へ出た。