「彼とはうまくいってるの?」
まさか涼から修ちゃんの話が出るとは思っていなくて・・・
「答えたくなかったら答えなくていい。ただ、真央のすべてをちゃんと知りたいから」
窓から目を見開いている私に顔を向けた涼は
少し泣きそうだった。
「・・・うまくいってる・・・かな」
アプリコットクーラーを一口飲むと、彼と向き合うため質問に答えた。
「ホントは大人の俺で真央とは付き合うつもりだった・・・彼の事は聞かないでおこうって思ってた」
え?
「俺も真央みたいに割り切って付き合っていけると思ってた。
というか真央と同じように考えることができたら付き合えると思ってた」

