少ない休みの間は2人で式場をいくつか回って不動産屋さんと話をして 私達の結婚の準備がゆっくりながらも確実に前進していた。 でも・・・ 修ちゃんの横で考えるのは・・・涼のこと。 彼は、突然私の中に入ってきてから当たり前のように居座り 時間とともに大きな存在へと変化して。 私の横に立っているのが修ちゃんじゃなくて涼なら・・・ 「・・・央・・・真央」 ハッと気が付くと修ちゃんが心配そうな顔をして私の顔を覗き込んでいた。 「疲れた?」 助手席に座っていた私は少しと動揺を隠して小さく笑う。