どうやって家に帰ったのか・・・ 意識がはっきりしだしたのは自分の部屋のベッドに座ってからだった。 「・・・ありえない」 枕を胸に抱えるとギュッと抱きしめる。 ありえない・・・ホントにありえない。 ノロノロとベッドから立ち上がり皺くちゃになった服を脱ぎ捨てる。 傍にある姿見に映る上気した女の顔と左の胸元にある赤い鬱血点が事実だと告げる。 あわてて目を逸らすと、畳んであったパジャマを羽織り溜め息をついた。 ---あれから 食べるものもアルコールもそのままに、荷物を持って居酒屋を後にした。